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執筆者の写真R&B SOURCE編集部

Vedo▶︎▶︎どん底だった2013年から、再生した2020年までの経験を元に名付けたアルバム『1320』


Vedo通算5枚目のアルバム『1320』

Usher, Chris Brown, JacqueesといったR&Bスター達へ楽曲提供する抜群のR&Bセンスが評判を呼び、今ではNCT127, WayV, EXOといった韓国アーティストにも楽曲提供するシンガー/ソングライターVedo。


2015年にアルバム『93』でデビューし, 今回の『1320』はVedoの通算5枚目のスタジオ・アルバム。


・93 (2015)

・From Now On (2017)

・VEDO (2019)

・For You (2020)

・1320 (2021)


Ari Lennox, Lloyd, Eric Bellinger, Jacquees, Erica Banksといった豪華ゲストが参加し、間違いなくVedoの最高傑作と呼べる文句無しの傑作R&Bアルバムとなった今回の『1320』は、Vedoが人生のどん底だったと振り返る2013年から、自身の生活を再生させた2020年までの7年間の経験を元にし、このアルバム名にしたとのこと。


1320

Vedo



亡くなった母、そして生まれた娘から学んだ「愛の本質」

Vedoは、自身のInstagramにアルバム『1320』への想いを次のように綴っています。


13は、『The Voice』の最中に母を肺癌でで亡くした、人生の暗い時期を表しているんだ。


その間、俺は空っぽで、1人で怖がって傷付いていた。


俺は世界、人間関係、友情、さらには神との接点も失った。


もう何も気にしなかった。


俺としては、俺の音楽でさえ同じではなかったんだ。


俺は本当の自分の場所を見つけなければいけなかった。



20は、2013年から2020年までの(新生活、再生)を表している。


俺は7年間で自分自身を元に戻したが、多くの人はそれを知らないだろう。


2020年4月10日に、俺の娘が生まれた。


これがまた元通りになり、満たされ、必要とされていると感じた本当の瞬間だった...


この小さな子は、今や俺の親友になろうとしていた。


母は俺と俺の兄弟を無条件に愛してくれていたんだ。


そして今、俺は愛され、無条件に愛することがどんな感じかを知ってる。


音楽への情熱が戻ってきて、愛が戻ってきて、芸術性が戻ってきたんだ

Vedoにとって2013年は、最愛の母を亡くした年となってしまった一方、出場した「The Voice」の審査員を務めていたUsherと出会い、そのUsherに才能を認められ、アーティストとしてのチャンスを掴むきっかけとなった年でもありました。


2013年をきっかけに様々な経験を経て、今やR&Bシーンを担うトップ・アーティストの1人へとたくましく成長を遂げたVedo。


ちなみに、Usherのサード・アルバム『8701』が意味する数字は、Usherが初めて公の場で歌を披露した'87年と、『8701』がリリースされた2001年('01年)を組み合わせた数字から付けられているので、Usherを慕っているVedoだけに、今回の『1320』はUsherのアルバム名からヒントを得たのかもしれないですね。


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