「あれは最も記憶に残る瞬間だった」
Usherのセカンド・アルバム『My Way』に収録された"Just Like Me"は、女性ラッパーLil' Kimとの共演で話題を集めた1曲。
Just Like Me feat. Lil' Kim
Usher
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"Just Like Me"のプロデューサーJermaine Dupri, Usher, そしてLil' Kimの3人でレコーディングしていた時、The Notorious B.I.G.もその場に居合わせていたようで、Usherは当時の様子を「Complex」のインタビューにて次のようにコメント。
「俺がニューヨークのスタジオにいた時、The Notorious B.I.G.と一緒にいたことを決して忘れないよ。"Just Like Me"を制作していた時のことは、最も記憶に残る瞬間だった。彼らの創造的なプロセスの1部になれて、俺のレコードの為に作業してくれている彼らを見ることができたことは、とても幸運だった」
ご存知、The Notorious B.I.G.とLil' Kimは師弟関係で、また愛人関係でもあった仲で、両者の間には常に人間関係のトラブルが付き纏いながらも、こと曲作りに関しては相性抜群だったことは周知の事実。
Jermaine Dupriも、The Notorious B.I.G.のレコーディング・プロセスは舌を巻くほどだったようで、"Just Like Me"レコーディング時に共に過ごした時の様子を、「Rated R&B」のインタビューにて次のようにコメント。
「あの時のことで思い浮かぶのは、The Notorious B.I.G.が歌詞を書いているのを見て、その書き方を学んだことだよ。彼はメモを使わず、10本の手巻きタバコを吸ってからブースに入って行ったんだ。当時の俺に先見の明があったら、『この様子を撮影して、彼のレコーディング・プロセスをみんなに見せよう』と考えただろうね。彼が歌詞を書いて、Lil' Kimがスタジオに来て指導し、彼女が全体の雰囲気を掴んで曲を作り上げていく様子は、本当に魔法のような瞬間だった」
Usherの初ステージは、The Notorious B.I.G.との共演
Usherのデビュー・シングルは、Janet Jacksonと2Pacが出演した映画「Poetic Justice」サウンドトラックに収録された"Call Me a Mack"で、このシングルはUsherのデビュー・アルバムが発表される1年前の'93年8月にリリース。
Call Me a Mack
Usher
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同年の7月に、米ニューヨークのコンサート・ホール「The Palladium」にて映画公開を記念したリリース・パーティーが開催され、Sean "Puffy" Combs, 2Pac, The Notorious B.I.G.ら錚々たるメンバーが会場に集結した中、当時14歳だったUsherもパーティーに参加。
実はこの日がUsherが初めてステージに立った日だそうで、Usherは当時の様子を「MONTREALITY」のインタビューにて次のようにコメント。
「俺が初めてステージに上がったのは、Biggieが"Party and Bullshit"を歌っていた時だよ。Puff DaddyもCraig Mackもいて、自分もいたんだ。あれは歴史の一部だった」