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  • 執筆者の写真R&B SOURCE編集部

90's R&B|別のアーティストが歌っていたかもしれない「あの名曲」


別のアーティストが歌っていたかもしれない'90年代R&B

別のアーティストが歌っていたかもしれない「'90年代のR&B」


誰もが知るあの有名曲は、元々別のアーティストの為に作られ、別のアーティストが歌っていたかも?


アーティスト自身が断ったパターンや、アルバムの方向性と異なり採用されなかったパターン、また曲の可能性を感じてもらえなかったパターンなど、採用されなかった経緯は様々ですが、この記事では「元々は別のアーティストが歌っていたかもしれない'90年代R&B」をセレクトしてみました。

 

Originally Written for Toni Braxton

Monica

Before You Walk Out of My Life

プロデューサーのSoulchock & Karlinが、Toni Braxtonのアルバム『Secret』用に作ったとされる"Before You Walk Out of My Life"。


結果的にToni Braxtonはこの曲を歌わず、『Secret』にはSoulchock & Karlinプロデュース曲の"I Love Me Some Him"が収録。

 

Originally Written for Usher

Tevin Campbell

Can We Talk

Usherの為に用意されていた"Can We Talk"を、BabyfaceがTevin Campbellに渡してしまったとUsherが暴露。


当時BabyfaceとL.A. Reidの関係が悪化し、その状況に苛立ったBabyfaceがやけになってTevin Campbellに渡してしまったとのこと。

 

Turned Down by Midnight Star

Bobby Brown

Every Little Step

"Curious"で知られるMidnight Starの為に作ったものの、この曲はヒットしないと言われてBobby Brownの元へと渡った"Every Little Step"。


しかし、Bobby Brownも当初はこの曲を好きじゃなかったと告白。



Originally Written for Choice

Destiny's Child

Stay

Destiny's Childのセカンド・アルバム『The Writing's on the Wall』に収録され、Daryl Simmonsがプロデュースしたスロウ・ジャム"Stay"は、元々P!nkが所属していたガールズ・グループChoiceが歌っていた曲。


Choiceが'98年にリリースする予定だったアルバムにこの"Stay"が収録されていたものの、結局アルバムは正規リリースされることなくお蔵入りに。

 

Turned Down by Anita Baker

Babyface

Give U My Heart feat. Toni Braxton

"Give U My Heart"以外にも、Toni Braxtonのデビュー・アルバムに収録されたシングル曲の大半は、Anita Bakerに歌ってもらうことを想定して作られたとのこと。


Anita BakerがBabyfaceらのオファーを断った理由は、当時Anita Bakerが妊娠していた為。

 

Originally Written for Total

Faith Evans

You Used to Love Me

プロデューサーのChucky Thompsonが、R&BグループTotalの為に用意したという"You Used to Love Me"。


しかし、Faith Evansがこの曲を歌いたいと懇願してきた為、Faith Evansに提供したとのこと。



Originally Written for Charlie Wilson

SWV

Weak

SWV最大のヒット曲"Weak"は、当初Charlie Wilsonの為に作られた楽曲。


ちなみに、SWVのメンバーCokoはこの曲が嫌いだったと暴露。

 

Turned Down By TLC

Whitney Houston

Heartbreak Hotel feat. Faith Evans, Kelly Price

元々はTLCのアルバム『Fanmail』用に作られた曲だったものの、Left Eye以外の2人がこの曲のオファーを拒否。


ちなみにLeft Eyeは、他のメンバーがこの曲を拒否したことを不満に感じていたとのこと。

 

Originally Written for Michael Jackson

Blackstreet

Joy

当初はMichael Jacksonのアルバム『Dangerous』用に作られた"Joy"。


結果的にBlacksteetが歌うことになり、Michael Jacksonはこの曲にソングライターとして参加。



Originally Written for Xscape

TLC

No Scrubs

XscapeのメンバーKandi BurrussとTameka Cottleによって書かれた"No Scrubs"。


当初はXscapeとして歌う予定だったものの、L.A. Reidに説得されてTLCに提供。

 

Originally Written for Brandy

SWV

Rain

SWVのデビュー・アルバム『It's About Time』のメイン・プロデュースを担当し、SWVの成功を支えたBrian Alexander Morganが手がけた"Rain"。


しかし、SWVのセカンド・アルバム『New Beginning』でBrian Alexander Morgan制作の楽曲がシングルに起用されず、そのことに憤慨したBrian Alexander Morganは、当初この"Rain"をBrandyに歌わせようと考えていたとのこと。

 

Originally Written for Babyface

Bobby Brown

Roni

Babyface制作の"Roni"は、元々自身のアルバム『Tender Lover』に収録する予定で、Babyfaceは既にボーカルも録り終えていたとのこと。


しかし、Bobby Brownがこの曲を気に入ってしまい、Bobby Brownがボーカルを披露したらおい、これは俺の曲じゃない。君の曲だと、Babyfaceが譲る形に。



Originally Written for  Mary J. Blige

Usher

Think of You

プロデューサーのChucky Thompsonは、Mary J. Bligeのセカンド・アルバム『My Life』用に"Think of You"を制作。


Mary J. Blige用の曲として"Think of You"をSean Combsに送ったものの、結果的にSean CombsがUsherに歌わせてしまったとのこと。

 

Originally Written for  Celine Dion

Toni Braxton

Un-Break My Heart

Toni Braxton最大のヒット曲"Un-Break My Heart"は、元々Celine Dionの為に作られた楽曲。


ちなみにCeline Dionの"Because You Loved Me"は、当初Toni Braxtonが歌う予定だった曲。

 

Originally Written for Blackstreet

Usher

I Will

Blackstreetのメンバーが手がけた"I Will"は、元々Blackstreetのセカンド・アルバム『Another Level』用に作られた楽曲。


この曲の制作時に、Usherは歌い方の極意を伝授してくれた指導者をR&Bシンガーとして、彼のリズムがどれだけクールだったかを忘れないと絶賛し、それがBlackstreetのメンバーEric Willams。



Turned Down by The Whispers

Johnny Gill

My My My

この曲をプロデュースしたBabyfaceは、元々自分用の曲として"My My My"を作ったとのこと。


その後The Whispersに提供しようとするも不採用になり、最終的にJohnny Gillが歌うことに。

 

Originally Written for Gloria Estefan

Mariah Care

Hero

映画「Hero」のサウンドトラックに収録される予定で、元々はGloria Estefanに歌ってもらうことを想定して作られた"Hero"。


しかし、当時のMariah Careyの婚約者Tommy Mottolaの説得により、最終的にこの曲の作詞作曲者であるMariah Carey本人が歌うことに。

 

Turned Down by Toni Braxton

R. Kelly

I Can't Sleep Baby (If I)

R. Kellyが失恋した際に書いた曲で、当初R. KellyはToni Braxtonに歌ってもらおうと考えていたとのこと。


しかし、Toni Braxton自身がこの曲の制作に参加していないことに不満を感じ、最終的にR. Kelly自身が歌うことに。



Originally Written for Toni Braxton

Jon B.

Pride & Joy

Jon B.のセカンド・アルバム『Cool & Relax』に収録された"Pride & Joy"は、Toni Braxtonのセカンド・アルバム『Secrets』用に作られた楽曲。


この曲がToni Braxtonに採用されなかった代わりに、Jon B.は"In the Late of Night"を彼女に提供。

 

Turned Down by TLC

Britney Spears

...Baby One More Time

ポップス界の大御所Max Martinが手がけた"...Baby One More Time"は、元々TLCの為に用意された曲だったとのこと。


TLCのT-Bozはこの曲自体は好きだったものの、歌詞の「Hit me, baby, one more time (もう一回私を叩いて)」という箇所が好きになれなかったとか(Hit meは「電話して」という意味のスラングとのことで、T-Bozは歌詞の意味を勘違いしていた?)。

 

Originally Written for  T.C.F. Crew

Bell Biv DeVoe

Poison

Bell Biv DeVoeと同時期に活動していた、米ニューヨークのグループT.C.F. CrewのメンバーDr. Freezeが手掛けた"Poison"。


元々、Dr. Freezeが自分達用の曲として制作していたものの、この曲のデモ音源を聴いたBell Biv DeVoeのメンバー達が狂ったかのように興奮してしまい、結果的にBell Biv DeVoeが歌うことに。

 

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