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執筆者の写真R&B SOURCE編集部

一発屋|メジャー・デビューするも、短命で終わった懐かしいR&Bアーティスト達。

更新日:11月6日


一発屋で終わった懐かしいR&Bアーティスト達

一発屋で終わった懐かしいR&Bアーティスト達


メジャー・レーベルから華々しくデビューを飾ったものの、短命に終わったR&Bアーティスト達。


この記事では、「一発屋」で終わった懐かしいアーティスト達に迫り、彼らの楽曲と共にその功績を振り返ってみます。

 

プレイリスト公開中

このページで紹介している楽曲を中心にしたプレイリストを、Spotifyに公開しています。

※このページで紹介している楽曲の大半が、Spotify, iTunes, Amazon Musicなどのサブスクリプション・サービスで鑑賞可能ですが、アーティストやレコード会社の都合により、突然サブスクリプション・サービスから削除されてしまい、以後鑑賞できなくなる楽曲が希に出てきます。しかし、iTunesなどで音源をダウンロード購入し、ご自身のスマートフォンやパソコンに保存しておけば、仮にサブスクリプション・サービスから音源が削除されてしまった場合でも、その後も永続的に鑑賞可能な為、「この曲だけは一生聴き続けたい」「この曲だけは削除されてしまうと困る」というお気に入りの楽曲がある場合は、1つの選択肢として「ダウンロード購入」もオススメ致します。
 

デビュー作がグラミーを受賞

The Tony Rich Project

Nobody Knows (1996)

[LaFace Records]専属のソングライターとして、TLC, Toni Braxtonらの楽曲を手がけたTony Rich。


デビュー・シングル"Nobody Knows"は全米シングル・チャート最高2位を記録し、同曲を収録したアルバム『Words』は第39回グラミー賞「Best R&B Album」を受賞。

 

スムースR&Bを得意とした男女デュオ

Koffee Brown

After Party (2001)

[Arista Records]から2001年にリリースしたデビュー・アルバム『Mars/Venus』が、全米アルバム・チャート最高32位を記録したFonzとVeeによる男女デュオ。


SWV, Joeらの楽曲を手がけたAllstarプロデュースの"After Party"が彼らの代表曲。

 

年間シングル・チャート8位にランクイン

Mark Morrison

Return of the Mack (1996)

D'Angeloの登場でネオ・ソウルの流れが色濃くなってきた'96年のR&Bシーンにおいて、当時の流行を無視した'80年代ディスコを思わせるようなパーティー・トラック"Return of the Mack"を発表したのが、UK R&BシンガーMark Morrison。


全米シングル・チャート最高2位を記録し、また'97年のビルボード年間シングル・チャートで堂々の8位にランクインするも、目立ったヒットはこの1曲のみ。



2010年代を代表するクラブ・ヒット

TeeFLii

24 Hours feat. 2 Chainz (2014)

2014年に[Epic Records]からデビュー・アルバム『Starr』をリリースするも、この1枚のみで消えてしまった米ロサンゼルス出身のシンガーTeeFLii。


DJ Mustardが手がけた"24 Hours"は、全米シングル・チャート最高85位を記録する大ヒット曲。

 

デビュー・アルバムは全米チャート5位

Sunshine Anderson

Heard It All Before (2001)

[Atlantic Records]からリリースしたデビュー・アルバム『Your Woman』は全米アルバム・チャート5位を記録したものの、アルバム・リリース後に勢いが失速。


Sunshine Anderson唯一のメジャー・ヒットとなったMike Cityプロデュースの"Heard It All Before"は、全米シングル・チャート最高18位を記録。

 

R&BグループComing of Ageの元メンバー

TQ

Westside (1998)

[BMG]から'93年にデビューしたR&BグループComing of Ageのメンバーとして活躍したTQ。


Joe Sample"In All My Wildest Dreams"をサンプリングしたデビュー曲"Westside"が全米シングル・チャート最高12位を記録するも、目立ったヒットはこの1曲のみ。



 三角関係が失速の原因?

Adina Howard

Freak Like Me (1995)

デビュー・シングル"Freak Like Me"で、全米シングル・チャート2位という堂々の結果を残したAdina Howardは、1997年にセカンド・アルバム『Welcome to Fantasy Island』のリリースを予定。


しかし、当時Wanya Morris, Brandyと三角関係になり、このプライベートでのゴタゴタが原因でセカンド・アルバムはお蔵入りに。

 

 '90年代を代表する一発屋

Around the Way

Really Into You (1993)

名門[Atlantic Records]からデビューした90年代の一発屋Around the Way。


彼らの代表曲"Really Into You"は全米シングル・チャート最高89位を記録し、今でも多くのファンから愛されるフロア・クラシック。

 

 Janet Jacksonを上回った功績

DRS

Gangsta Clean (1993)

Brian McKnightとD'AngeloプロデュースのB.M.U."U Will Know"にも参加していたDRSは、'93年に[Capitol Records]からデビューした米西海岸の男性R&Bグループ。


デビュー・シングルの"Gangsta Lean"は、全米シングル・チャート最高4位を記録し、また'94年のビルボード年間シングル・チャートで39位にランクイン(これはJanet Jackson"Because of Love"やJodeci"Cry For You"よりも上)。



[Bad Boy Records]とのプロジェクトは中止

Tanya Blount

Through The Rain (1994)

Lauryn Hillが出演していたことでも知られる映画「Sister Act 2: Back in the Habit」に役者として出演していたTanya Blountは、'94年に[Polydor]からアルバム『Natural Thing』をリリース。


'97年に[Bad Boy Records]からセカンド・アルバムのリリースが計画されていたものの、発売延期が繰り返されてプロジェクトは中止に。

 

「女性版Prince」

Jane Child

Don't Wanna Fall in Love (1990)

「女性版Prince」と呼ばれたシンガー/ソングライターJane Childの代表曲"Don't Wanna Fall in Love"。


全米シングル・チャート2位を記録し、また'90年のビルボード年間シングル・チャート29位にランクインするも、この1曲で消えた世紀の一発屋。

 

 アジア人として初めて人気レーベルと契約

Asia Cruise

Selfish (2008)

フィリピン系アメリカ人のAsia Cruiseは、当時アジア系アーティストとして初めて[Jive Records]と契約。


 デビュー・シングル"Selfish"は、Omarion, Marques Houstonらのヒット曲を手がけたTha Corna Boyzがプロデュース。



 Keith Sweatに楽曲提供をした実力派R&Bバンド

Joe Public

Live and Learn (1991)

Keith Sweatのシングル"Keep It Comin'"を手がけたことで知られるR&BバンドJoe Public。


彼らの代表曲"Live and Learn"は、'92年ビルボード年間シングル・チャートで30位にランクインした大ヒット曲。

 

 Will Smithがサポート

Tatyana Ali

Daydreamin' feat. Lord Tariq, Peter Gunz (1998)

Will Smithのサポートを受けて、Michael Jacksonのレーベル[MJJ Music]からデビューした女優Tatyana Ali。


しかし期待以上のセールスを記録する事ができず、デビュー・アルバム1枚を残してレーベルから解雇。

 

 BlackstreetやBrandyを上回る功績

MoKenStef

He's Mine (1995)

'95年に[Def Jam]からリリースした"He's Mine"が全米シングル・チャート最高7位を記録するも、この1曲で消えた女性グループMoKenStef。


'95年のビルボード年間シングル・チャートで40位にランクインし、これはBlackstreet"Before I Let You Go"、Brandy"I Wanna Be Down"、Groove Theory"Tell Me"を上回る功績。



 '90年代を代表する男女デュオ

Groove Theory

Tell Me (1995)

'95年に[Epic Records]からアルバム1枚のみを残して消えた男女デュオ。


全米シングル・チャート最高5位を記録した"Tell Me"が彼らの代表曲で、この曲は元々UKのグループRhythm-N-Bassが歌っていた楽曲。

 

 StargateプロデュースのメロウR&B

Mario Vasquez

Gallery (2006)

2000年代R&BをリードしたNe-YoとStargateの最強コンビが手がけた"Gallery"は、全米シングル・チャート最高35位を記録。


"Gallery"は2000年代のシーンを代表するメロウR&Bとして、ここ日本でも大ヒットしたものの、目立ったヒットを記録したのはこの1曲のみ。

 

 カナダ出身のネオ・ソウル・シンガー

Glenn Lewis

Don't You Forget It (2001)

2000年代に[Epic Records]からメジャー・デビューしたカナダ出身のネオ・ソウル・シンガー。


Glenn Lewis唯一のヒット曲"Don't You Forget It"は、全米シングル・チャート最高30位を記録。



[LaFace Records]第1弾アーティスト

Damian Dame

Right Down To It (1991)

Babyface, L.A. Reidが立ち上げた[LaFace Records]の第1弾アーティストとしでデビューした男女デュオDamian Dame。


しかし、デビュー後の'94年に女性メンバーDeah Dameが事故死、2年後の'96年に男性メンバーDamianが病死(奇しくも2人の命日は共に6月27日)。

 

 デビュー後に自殺未遂

Houston

I Like That feat. Chingy, Nate Dogg, I-20 (2004)

2004年に[Capitol Records]からリリースした唯一のアルバムは、全米アルバム・チャート最高14位を記録しゴールド・ディスクを獲得。


アーティストとして大成功を収めた矢先の2005年、自分の左目をえぐりとり、滞在先のホテルから飛び降りようとする自殺未遂を起こすことに。

 

 Stevie Wonderが絶賛した実力派

Elliott Yamin

Wait For You (2007)

人気オーディション番組「American Idol」のシーズン5で準決勝まで勝ち進み、Stevie Wonderに絶賛された天才シンガー。


Stargateがプロデュースした"Wait For You"は全米シングル・チャート最高13位を記録するも、目立ったヒットはこの1曲のみ。



 大物達がデビューをサポート

Gina Thompson

Nobody Does It Better (1996)

Rodney Jerkinsがメイン・プロデューサーを務め、Missy Elliott, Sean Combsらが制作メンバーに名を連ねたGina Thompsonのデビュー・アルバム『Nobody Does It Better』は、'96年に[Universal Music Group]の[Mercury Records]からリリース。


'99年にMissy Elliottのサポートを受けてセカンド・アルバム『If You Only Knew』のリリースを計画していたものの、"Ya Di Da"の1曲がシングル・リリースされたのみで、プロジェクトは中止に。

 

 有名映画のサントラでボーカルを担当

Quindon

It's You That's On My Mind (1997)

映画「Romeo + Juliet」のサウンドトラックに収録されたPrince & The Revolutionのカバー曲"When Doves Cry"を歌っていたQuindon。


'97年に[Capitol Records]からアルバムを1枚のみ残し、2021年に自動車事故を起こして38歳という若さで逝去。

 

 Lady Gagaと共演

Colby O'Donis

What You Got feat. Akon (2008)

"Just Dance"でLady Gagaと共演したことでも知られるColby O'Donis。


Akonのレーベル[Konlive]を通じて、[Geffen Records]から2008年にデビュー・アルバム『Colby O』をリリースするも、残したアルバムはこの1枚のみ。



 SWVの成功を経て待望のソロ・デビュー

Coko

Sunshine (1999)

"Weak"、"Rain"などをヒットさせた、'90年代を代表する女性R&BグループSWVのメンバーとして知られるCoko。


満を持してソロ・デビューするも、目だったヒット曲はRodney Jerkinsプロデュースの"Sunshine"のみ。

 

 Alicia Keysと共演した実力派

Jimmy Cozier

She's All I Got (2001)

[RCA Records]傘下の[J Records]から2001年に発表したデビュー・アルバムには、Alicia Keysも参加。


Mike Cityが手がけたデビュー・シングル"She's All I Got"は、全米シングル・チャート最高26位を記録。

 

Mariah Careyのレーベル第1弾アーティスト

Allure

All Cried Out feat. 112 (1997)

Mariah Careyが'90年代に立ち上げたレーベル[Crave Records]の第1弾アーティストとしてデビューしたAllure。


112がゲスト・ボーカルで参加した"All Cried Out"は、全米シングル・チャート最高4位を記録。



 LL Cool Jのレーベル第1弾アーティスト

Amyth

1, 2, 3 (1999)

LL Cool Jが[Warner Music]との協力で立ち上げた[Rock the Bell]からの第1弾アーティスト。


'99年にデビュー・アルバム『The World is Ours』をリリースし、デビュー・シングル"1, 2, 3"は全米シングル・チャート最高59位を記録。

 

「Aaliyah, Rihannaに通ずる才能を持っている」

Aanysa

Burn Break Crash (2016)

安室奈美恵"Hello"を手がけたAanysaのマネージャーAngie Ironsが、彼女にはRihanna, Aaliyah, Beyonceに通ずる才能を持っていると絶賛。


名門レーベル[RCA Records]と契約し、ダンス・デュオSnakehipsと共同名義のシングル"Burn Break Crash"を2016年に発表するも、ヒットはこの1曲のみ。

 

 Jam & Lewis, Jermaine Dupriらがプロデュース

Nodesha

Get It While It's Hot (2003)

16歳の時に[Arista Records]と契約し、2003年にデビュー・アルバムをリリースしたNodesha。


Jam & Lewis, Jermaine Dupri, Dallas Austinらが彼女をサポートするも、残したアルバムはデビュー作の1枚のみ。



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