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  • 執筆者の写真R&B SOURCE編集部

Mary J. Blige|リル・キムを迎えた"I Can Love You"は、フェイス・エヴァンスへの嫉妬心を歌った楽曲?

更新日:4月14日


Mary J. Blige"I Can Love You"は、Faith Evansへの嫉妬心を歌った楽曲?

Lil' Kimとの共演でヒットした"I Can Love You"


女性ラッパーLil' Kimを迎え、Joeのシングル"Don't Wanna Be a Player"をヒットさせて頭角を表してきたRodney Jerkinsがプロデュースを担当、そしてMary J. Bligeの実姉LaTonya Blige-DaCostaがソングライトを担当するなど、多くの話題性を持った"I Can Love You"は、Mary J. Bligeが'97年に発表したサード・アルバム『Share My World』からのセカンド・シングルで、同アルバムからシングル・リリースされた楽曲の中で最高位となる、全米シングル・チャート最高21位を記録。


全米シングル・チャート

Love is All We Need feat. Nas

チャート外


I Can Love You feat. Lil' Kim

21位


Everything

24位


Missing You

チャート外


Seven Days

71位


Mary J. Bligeが'90年代に残した楽曲の中でも、特に人気の高い1曲として今なお多くのファンに愛される"I Can Love You"ですが、この曲は「Faith Evansへの嫉妬心を歌ったのではないか?」という噂。


Mary J. Blige

I Can Love You feat. Lil' Kim



Mary J. Bligeは、Faith Evansに嫉妬していたのか?


Mary J. Bligeは、プロデューサー/ラッパーSean "Puffy" Combsのサポートを受けて、'92年にアルバム『What's the 411?』でデビュー。


ヒップホップとR&Bを融合した新しいスタイル「ヒップホップ・ソウル」をシグネチャー・サウンドとし、デビュー後に瞬く間にスーパースターの仲間入りを果たしたMary J. Blige。


そして、彼女を売り出すことに成功した「Mary J. Blige育ての親」であるSean "Puffy" Combsも、プロデューサーとしての手腕が高く評価されることに。


Mary J. Bligeを成功に導いた翌'93年、Sean "Puffy" Combsは自身のレーベル[Bad Boy Records]を立ち上げ、同レーベルからはThe Notorious B.I.G.を筆頭に、数々のビッグ・アーティストを輩出。


そんな[Bad Boy Records]のファースト・レディ、つまり初めて同レーベルと契約した女性アーティストがFaith Evansでした。

Faith Evansは'95年8月にデビュー・アルバム『Faith』を発表し、前年の'94年11月にセカンド・アルバム『My Life』をリリースしていたMary J. Blige。


『My Life』の制作時期は、Mary J. BligeとSean "Puffy" Combsの関係が徐々に悪化していた時期でもあり、加えて自身の師が他の女性アーティスト(Faith Evans)をサポートするという話が決まった時点で、Mary J. Bligeの胸中が穏やかではないのは想像に難くなく、また「"I Can Love You"はFaith Evansに対するディス・トラックだった」と、当時の状況を知る関係者が語っていたという話も。


ちなみに、"I Can Love You"の歌詞は次の通り。


「あなたが私のように愛してくれない理由を考えているの。


ベイビー、私はあなたを決して傷つけることはないから、恐れる必要はないのよ。


そしてあなたは私の愛が本物であることを知っている、そして私は...


私はあなたを愛せるわ、彼女よりも私の方があなたを愛せるわ」


歌詞の中に出てくる「彼女よりも」と歌うその彼女こそ、Faith Evansのことを指しているようにも思える一連の流れ。


また、Lil' KimとThe Notorious B.I.G.は愛人関係だったものの、結果的にThe Notorious B.I.G.はFaith Evansを妻として選んだことからも、「Mary J. BligeとLil' Kimが結託して作った曲」とも捉えられる"I Can Love You"。


Mary J. BligeとFaith Evansによる直接的なビーフは発生していないとされているものの、Mary J. BligeはMTVのインタビューにて次のようにコメント。

「彼(Sean "Puffy" Combs)にはレーベルがあったし、女性アーティストがいたし、Biggieもいた。でも、当時私は本当に自分自身を酷使していて、薬物中毒になっていた。賢明なビジネスマンなら私から距離を置くのが当然。彼が遠ざかっていくように感じられたけど、今振り返ってみると、なぜそう感じたのか理解できるようになったわ」


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