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執筆者の写真R&B SOURCE編集部

Jam & Lewis▶︎▶︎豪華すぎるゲストを迎えたデビュー作『Jam & Lewis, Volume One』が遂に完成。しかしジャネットが未参加、一体何故?

更新日:5月8日


豪華すぎるゲストを迎えた、待望のデビュー・アルバム

これまでに100枚以上のゴールド・ディスク、プラチナ・ディスクを生み出し、彼らが手がけた楽曲は常にグラミー賞ノミネートの常連となった、'90年代に最も成功したR&Bプロデューサーとして知られるJimmy JamとTerry Lewisのプロデューサー・デュオJam & Lewis。


全米シングル・チャート1位を記録した楽曲を過去に16曲も生み出し、以下が同チャートを制したJam & Lewisプロデュース曲。


Janet Jackson - When I Think Of You

Janet Jackson - Miss You Much

Janet Jackson - Escapada

Janet Jackson - Love Will Never Do (Without You)

Janet Jackson - That's The Way Love Goes

Janet Jackson - Again

Janet Jackson - Together Again

Janet Jackson - Doesn't Really Matter

Janet Jackson - All For You

The Human League - Human

George Michael - Monkey

Karyn White - Romantic

Boyz Ⅱ Men - On Bended Knee

Boyz Ⅱ Men - 4 Seasons of Loneliness

Mariah Carey - Thank God I Found You feat Joe & 98 Degrees

Usher - U Remind Me


そんなR&B界のレジェンド・プロデューサーJam & Lewisが、豪華すぎるゲスト達を集結させて、アルバム『Jam & Lewis, Volume One』をリリース。


実は今回のアルバム、35年前からリリースの構想があったとのことで、またこのアルバムがJam & Lewisにとって初のアーティスト・アルバムとなり、以下の豪華アーティスト達がJam & Lewisの新たな門出を大いに盛り上げました。


Sounds of Blackness

Mary J. Blige

Boyz Ⅱ Men

Mariah Carey

Babyface

Toni Braxton

Heather Headley

Charlie Wilson

Usher

Morris Day (The Time)

Jerome (The Time)

The Roots


Jam & Lewis

Jam & Lewis, Volume One

アルバム・リリースに35年もかかった理由とは?

高校時代の友人だったというJimmy JamとTerry Lewisは、元々PrinceプロデュースのバンドThe Timeのメンバーとしてアーティスト活動をしていましたが、ある出来事がきっかけで裏方に徹することとなりました。


それがJanet Jacksonの通算3枚目のスタジオ・アルバム『Control』でした。


Janet Jackson

Control

2人はThe Timeを抜けた後に、Klymass, The S.O.S Band, Cherrell, Alexander O'Nealらの楽曲を手がけてヒットメイカーの仲間入りを果たし、'80年代中期に彼ら自身のアルバムを作ろうと計画。


Jam & Lewisが彼ら自身の為のアルバム制作に取り掛かっていた時、同時にJanet Jacksonのアルバム『Control』の制作も準備しており、当時Janet Jacksonが所属していたレーベル[A&M Records]のA&RだったJohn McClainがJam & Lewisの元へやってきて、"Control"、"Nasty"、"When I Think of You"、"Pleasure Principle"、"Funny How Time Flies"、"Let's Wait a While"などを聴かせたところ、「いいね、でももう1曲必要だよ」と言われたとのこと。


そして、Jam & Lewisは彼ら自身のアルバム用にと制作していた音源をJohn McClainに聴かせたところ、ある曲に「この曲はJanetに必要だ」とJohn McClainが言ったそうです。


それが、『Control』に収録されることとなる"What Have You Done For Me Lately"だったとのこと。


Janet Jackson

What Have You Done For Me Lately

「Mix」の記事によると、Jam & LewisはJohn McClainに音源を聴かせたもののいや、これは私達のアルバム用の音源ですと言ったものの、John McClainはいや、この曲はJanetの為に必要な曲だ。彼女が気に入ったら、彼女にこの曲を渡して欲しいと懇願され、結果的にJanet Jackson自身も"What Have You Done For Me Lately"を気に入り、『Control』に収録されたという経緯のようです。


『Control』以前の2枚のアルバムでは思うような結果を出せず、3枚目のアルバム『Control』をJam & Lewisがコントロールしたことによってトップ・アーティストとなったJanet Jackson。


大成功したJanet Jacksonのアルバム『Control』を機にJam & Lewisは裏方へ徹することとなり、「『Control』がJanetのキャリアの出発点になり、『Control』が我々にとってのアーティスト活動の終焉でした(笑)と、「NPR」のインタビューに答えています。


'86年にリリースされた『Control』から35年が経過し、'80年代から計画していたJam & Lewisによる初のアーティスト・アルバム『Jam & Lewis, Volume One』が遂に完成したわけですが、しかし、アルバムにはJanet Jacksonが参加していない...

Janet Jacksonは何故アルバムに未参加?

「NPR」の記事によると、今回のアルバムに関してこのアルバムは、私たちが楽しんでいることで、好きなことを好きな人達と一緒にやっているだけと答えたTerry Lewis。


この発言だけを聞くと、Janet Jacksonとは不仲なの?と少々不安になってしまいますが、Jimmy JamはJanet Jackson未参加の理由を以下のように答えています。


アルバム・タイトルを『Jam & Lewis, Volume One』としたのがその理由です。


これは、私達の本の第1章にすぎません


第1章ならなおさらJanet Jacksonが参加していてもいいのでは?とも思ってしまいますが、そこまで求めてしまうのはあまりにも利己的だと思えてしまうほどの豪華すぎるアーティスト達が集結した、Jam & Lewis待望のデビュー・アルバムでした。


Jam & Lewis

Somewhat Loved (There You Go Breakin' My Heart) feat. Mariah Carey

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