Chance the Rapperを迎えたBrandyの新たなクラシック"Baby Mama"
Brandyの通算7枚目のスタジオ・アルバム『B7』からの先行シングルとなった"Baby Mama"は、ラッパーChance the Rapperとの共演で話題となった楽曲。
冒頭のゴージャスなホーンが印象的な今回の"Baby Mama"を手がけるのは、第55回グラミー賞「Best Rap Song」を受賞した、Kanye WestとJay-Zのコラボレーション曲"Niggas in Paris"をプロデュースしたHit-Boy。
"I Wanna Be Down"、"The Boys Is Mine"、"What About Us?"など、過去の名曲と並ぶBrandyの新たなクラシック誕生を予感させる1曲となりました。
公開されたMVは、'69年のミュージカル映画「Sweet Charity」にインスパイアされた演出のようですよ。
Brandy
Baby Mama feat. Chance the Rapper
iTunes: https://apple.co/3JvJmmk
"Baby Mama"は実娘Sy'raiに捧げた楽曲
今回の"Baby Mama"は2020年5月1日にリリースされた楽曲で、この曲は母の日(2020年5月10日)に向けてリリースされた楽曲でもありました。
そんな"Baby Mama"のシングルのアートワークに描かれているのは、Brandy, 共演者のChance the Rapper, そしてBrandyの実娘のSy'Rai。
Sy'Raiは、Brandyの楽曲を手がけたことでも知られる音楽プロデューサーBig Bertと、Brandyの間に生まれた子供で、当初BrandyはBig Bertと結婚したと発表していましたが、実はBig Bertとは結婚はしていないと後にTV番組で告白。
"Baby Mama"という言葉の意味は、「結婚していない男性の子供を産んだ女性」という意味合い、つまり「未婚の母」「シングル・マザー」を指す言葉。
シングル・マザーとしてSy'Raiを育ててきたBrandyは、今回の"Baby Mama"に関して「Rolling Stone」の記事に「母になり、娘の世話を出来たことに本当に感謝している」と語っており、広義な意味では世界中のシングル・マザーを応援する曲であることは間違いありませんが、Brandy自身はこの曲を最愛の娘Sy'raiに捧げた1曲として捉えられそうですね。
Brandyの娘ということで何かと注目を集めがちなSy'raiですが、2020年4月にAaliyahのリメイク曲"At Your Best"でソロ・デビューし、母Brandyと同じアーティストの道を志しています。
Sy'rai
At Your Best
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