3LW"Playas Gon' Play"の盗用が疑われている"Shake It Off"
Taylor Swift最大のヒット曲の1つである"Shake It Off"に、ある盗用疑惑が浮上したのは2017年のこと。
Taylor Swift
Shake It Off
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"Shake If Off"を訴えたのは、2000年代前期に活躍した3人組R&Bグループ3LWの"Playas Gon' Play"を手掛けたSean "Sep" HallとNate Butlerの2人で、彼らは"Shake If Off"のコーラス・パートで、"Playas Gon' Play"の歌詞が盗用されていると主張。
3LWが歌う"Playa's Gon Play"のコーラス・パートで「Playas, they gonna play, And haters, they gonna hate
Ballers, they gonna ball, Shot callers, they gonna call」と歌われている箇所を、Taylor Swiftが盗み「Cause the players gonna play, play, play, play, play, And the haters gonna hate, hate, hate, hate, hate」と歌ったことに対して、Sean "Sep" HallとNate Butlerが訴訟を起こし裁判にまで発展。
3LW
Playas Gon' Play
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「遊びたい人は遊ぶ」という意味の「Player Gonna Play」や、「嫌う人は嫌う」という意味の「Haters Gonna Hate」という表現は、今でこそ一般的な言い回しになっているものの、2000年代前半の時期にはユニークな表現だったと主張したのは、Sean "Sep" HallとNate Butlerの弁護士Gerald Fox。
この訴えに対し、Taylor Swiftの代理人は「完全に馬鹿げた主張で、金銭目的の訴えであることは明らか。彼らに勝ち目はない」とコメント。
2018年に米連邦地方裁判所はこの訴えを退けており、判事を務めていたMichael Fitzgeraldは「侵害を申し立てられている歌詞は短く、著作権の保護が必要なオリジナリティの量が不足している」と、原告の訴えを却下。
また、Taylor Swift自身も原告の主張を聞くまで、3LW自体を知らず、"Playas Not Play"自体一度も聴いたことがないと説明し、そもそも「Player Gonna Play」という言い回しは子供の頃からよく耳にしていたと言及。
この一連の騒ぎに関して、とばっちりを受けてしまったのが3LWのメンバーで、グループの1人であるKiely Williamsが"Shake It Off"の盗用疑惑問題についてコメント。
「この件に関して、私は何も関係ない。
私達がこの曲を書いたわけじゃないし、他のメンバーを擁護するわけじゃないけど、それは事実。
だから何も言わないで欲しい、私達はTaylorを訴えていないわ」
ちなみに"Playas Gon' Play"の作詞作曲を担当したSean "Sep" Hallは、'90年代から活躍するベテラン・プロデューサー/ソングライターで、これまでにChante Moore, Justin Bieber, Lionel Richie, Tamia, Xscapeらの楽曲を手掛けてきたことでも知られています。
written by Sean "Sep" Hall, Tricky Stewart, Tamia
Tamia
This Time It's Love
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