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執筆者の写真R&B SOURCE編集部

2000年代R&B|マイナーだけど名曲揃い。知る人ぞ知る隠れた洋楽 30選。


2000 マニアック 隠れた underground R&B 洋楽

2000年代の隠れたR&B


Ne-Yo, Chris Brown, Alicia Keysといったアーティスト達がデビューした2000年代は、インターネット・インフラが徐々に整い始め、iTunesを筆頭に音楽のデジタル販売が開始されるなど、デジタル化の影響で音楽シーンの在り方も大きく変わった時代。


それまではテレビ、雑誌、ラジオ、音楽ストアなどでしか入手出来なかった貴重な情報が、インターネット登場以降は世界中のあらゆる情報に24時間誰でもアクセス可能になり、その結果徐々に見え始めたのが音楽シーンに広がる「アンダーグラウンドの広大な世界」


インディーズで活躍するR&Bアーティスト達が発表する楽曲は「インディ・ソウル」とも呼ばれ、インターネット時代に活躍の場を広げたアンダーグラウンドのアーティスト達が、2000年代のR&Bシーンに新しい可能性がもたらしました。


この記事では、インディーズ・アーティストの楽曲や、シングル・リリースされなかった隠れた楽曲にフォーカスし、定番曲とはちょっと違うマニアックな2000年代R&Bをセレクトしました。

 

プレイリスト公開中

このページで紹介している楽曲を中心にしたプレイリストを、Spotifyに公開しています。

※このページで紹介している楽曲の大半が、Spotify, iTunes, Amazon Musicなどのサブスクリプション・サービスで鑑賞可能ですが、アーティストやレコード会社の都合により、突然サブスクリプション・サービスから削除されてしまい、以後鑑賞できなくなる楽曲が希に出てきます。しかし、iTunesなどで音源をダウンロード購入し、ご自身のスマートフォンやパソコンに保存しておけば、仮にサブスクリプション・サービスから音源が削除されてしまった場合でも、その後も永続的に鑑賞可能な為、「この曲だけは一生聴き続けたい」「この曲だけは削除されてしまうと困る」というお気に入りの楽曲がある場合は、1つの選択肢として「ダウンロード購入」もオススメ致します。
 

1. Ee-De

Let's Get To It (The Krunk Love Song) (2004)

2000年代当時に、「最もメジャーに近いシンガー」と絶賛された実力派インディR&BシンガーEe-De。


Adina Howardが2004年にリリースしたアルバム『The Second Coming』に、ゲスト・ボーカルで参加。

 

2. Brandon Kane

All Growed Up (2008)

ディズニー・ミュージカル「ライオン・キング」の主役であるシンバ役を務めたBrandon Kane。


デビュー前にAlicia Keysらのバック・ボーカルを務め、2009年に日本の[Sony Music]からデビュー・アルバム『True Love』をリリース。

 

3. Zieme

Too Soon (2006)

レジェンド・グループForce M.D.'sのメンバーの甥っ子というZieme。


Force M.D.'sはメンバー・チェンジを繰り返しながら現在も活動を続け、2010年代後半辺りから、ZiemeはForce M.D.'sのメンバーとしても活動。



4. Amaye

Make Up 2 Break Up (2007)

インディーズ作品ながら、良質な楽曲を詰め込んだコンピレーション・アルバム『The Show』に収録された1曲。


Ashantiタイプのメロウでキャッチーな女性R&B。

 

5. Jovan Dais

Just Don't Get It feat. Willie the Kid (2008)

Ryan Leslieと共演したことで知られるインディR&BシンガーJovan Dais。


Lil Wayne, Nasらと共演してきたラッパーWillie The Kidを迎えたキャッチーな1曲。

 

6. Jennifer Lopez

Stay Together (2007)

デビュー後、Jennifer Lopezが初めて全米アルバム・チャートTOP10入りを逃した、2007年リリースのアルバム『Brave』の冒頭に収録された"Stay Together"。


Sean Kingston"Beautiful Girls"をヒットさせ、この後にIyaz, Jason Deruloといったスター達を生み出すことになるJ.R. Rotemがプロデュース。



7. Fasho

I'm Wit It (2008)

米ジョージア州アトランタ出身のR&Bグループ。


彼らが2008年に発表したアルバム『Fasho Is』には、Justin Bieber, Lionel Richieらの楽曲を手がけた、Sean "Sep" Hallもプロデューサーとして参加。

 

8. Dru

You Got Me (2008)

カナダのR&BグループIn Essenceのメンバーとして活動していたDru。


J. Holiday辺りが歌っていそうな、爽快感のあるスムースR&B。

 

9. Sterling Simms

I Know (2008)

[Island Def Jam]からメジャー・デビューするも、アルバム1枚のみで消えてしまった一発屋。


ファンク・バンドCon Funk Shunが'81年にリリースしたスウィート・ソウル"Straight From the Heart"をサンプリング。



10. Von Sway

So Stupid (2009)

'90年代に活躍したラッパーChubb Rockが送り出した男性シンガーVon Sway。


Ne-Yoが全盛だった2000年代当時を象徴するセクシー&メロウな1曲。

 

11. Devante

Reflection (2007)

JodeciのDeVante Swingとは全く別人の、インディR&BシンガーDevante。


DeVante Swingと同じ名前だったことが原因で、Jodeciの熱狂的なファンからバッシングを受けたこともあり、後に本名のDavid Verityにアーティスト名を変更。

 

12. Roberto Crichlow

Isn't It Lovely (2008)

アーバン・ゴスペル・シンガーRoberto Crichlowの唯一作『My Hearts Music』からの1曲。


ゴスペル・アーティストらしい、アクティブな雰囲気が心地良いキャッチーなダンス・ナンバー。



13. Sygnature 

Dance With Me (2000)

Destiny's Childの前座を担当していたことでも知られる実力派グループSygnature。


彼らをマネージメントしていたのは、Beyonceの父Mathew Knowles

 

14. Ayman

Dieser Brief feat. Keith Sweat (2000)

ドイツ出身の男性シンガーAyman。


自身のアイドル「Keith Sweat」を迎えた、知る人ぞ知るメロウR&B。

 

15. Terrell Carter

Everything (2004)

Tank, Tyreseを彷彿とさせる肉体派シンガーTerrell Carter。


2004年リリースのアルバム『The Story』に収録された、メジャー・アーティストに負けず劣らない極上のスロウ・ジャム。



16. JC

Can't Keep Runnin' (2005)

日本デビューも果たしているJCことJustin Crowder。


2005年にリリースしたアルバム『All of Me』は、インディーズ産ながら2000年代屈指の名盤の1つ。

 

17. J Moss

Know Him feat. Karen Clark-Sheard (2007)

Boyz Ⅱ Men, Dru Hillらの楽曲を手がけてきたプロデューサー・チームPAJAMのメンバーとしても活動していたJ Moss。


2007年のアルバム『V2...』に収録された、中毒性のあるメロディが心地良いメロウな1曲。

 

18. Reynard Silva

Happily Ever After (2007)

'90年代に[Geffen Records]からメジャー・デビューしたアジア系ボーカルグループKaiのメンバーを兄に持つReynard Silva。


日本人の耳にフィットする、優しくて甘い曲調が真骨頂。



19. Kenny Lattimore

If Love Is What You Want (2001)

Kenny Lattimoreの代表曲の1つ"Weekend"を収録したアルバムからの1曲。


The Characters, Johnta Austinらが制作したスムースR&B。

 

20. McAuley

By The Way (2000)

Jackson 5に影響を受けたというカナダのR&BグループMcAuley。


'97年のMLBオールスター・ゲームでカナダ国歌を歌ったほどの実力派で(当時のグループ名はThe McAuley Boys)、当時生放送の時間の関係で彼らのパフォーマンスがカットされてしまい、そのことに憤慨したファン達がTV局に抗議の電話をかけたほどの人気っぷり。

 

21. Israel

Gemini feat. Fabolous (2009)

オーストラリア出身のシンガー/ソングライターIsrael。


ラッパーFabolousを迎えた、夏向けのスムースR&B。



22. Kay B

Cheater's Dilemma (2007)

Ne-YoのフォロワーとしてデビューしたUK R&BシンガーKay B。


Stevie Hoangがプロデュースした最高にメロウな1曲。

 

23. B5

Erika Kane (2007)

元々はTNT Boyzという4人組の兄弟グループだったものの、末っ子のBryanが加わりグループ名をB5に変更(彼らの苗字はBreeding)。


デビュー前にChris Brown, Usherらとステージを共にし、2005年に[Bad Boy Records]からメジャー・デビュー。

 

24. Outsiderz 4 Life

It's Gonna Hurt (2006)

Aaliyahと同じ[Blackground Records]に所属していた5人組グループOutsiderz 4 Life。


2000年にリリース予定だったアルバムで、Aaliyah, Timbalandらと共演。



25. Marques Houston

Something Else (2005)

Marques Houstonのセカンド・アルバム『Naked』からの1曲。


Marques Houstonの育ての親Chris Stokesが手がけた、アグレッシブなアップテンポR&B。

 

26. David Josias

Young Love (2005)

「インディーズのJoe」と呼ばれたシンガー/ソングライターDavid Josias。


'90年代には[Atlantic Records]と契約していたことも。

 

27. Blackstreet

Brown Eyes (2003)

"Deep"を収録したBlackstreetの2003年作『Level Ⅱ』からの1曲。


Blackstreetを率いたTeddy Rileyプロデュースの隠れたメロウR&B。



28. Babyface

Outside In / Inside Out (2001)

それまでの作風とは一変、ヒップホップ寄りなサウンドで話題となったアルバム『Face 2 Face』からの1曲。


2000年代当時のトップ・プロデューサーの1人Mike Cityがプロデュースを担当。

 

29. Coop Deville

Can't Get Enough (2007)

K-Ci & JoJoを彷彿とさせたR&BデュオCoop Deville。


メンバーの1人Trell Blazeは、後にソロ・アーティストとしても活動。

 

30. Fella Fella

2nite (2005)

インディーズから登場した3人組グループFella Fella。


'90年代のスタイルにオマージュを捧げた、極上の正統派スロウ。




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